キリング・フィールド
キリング・フィールド(The Killing Fields)の意は虐殺の場。ポル・ポト支配下のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場跡の俗称です。映画「キリング・フィールド」はカンボジア内戦を取材したアメリカ人記者の体験に基づく実話で、1984年のアカデミー賞で助演男優賞・編集賞・撮影賞の3部門受賞した作品。ポルポト派の人々に対する非道振りを世に知らしめたものです。戦闘状態でもない無抵抗の人間の頭を、何の躊躇いもなく銃で射抜いてし.まう。更には幼児の足を取って傍の木に頭を………
。何とおぞましい事か
人間のする事ではありません
。
内戦に勝利したポルポト派(クメールルージュ政権)は完全共産主義社会を目論み、糧増産を図るとしてプノンペンなど大都市住民、資本家、技術者、知識人など知識階級から一切の財産・身分を剥奪し、農村に強制移住させ農業に従事させました。学校、病院および工場も閉鎖し、銀行業務どころか貨幣そのものを廃止し、宗教を禁止し、一切の私財を没収しました。さらに一切の近代科学を否定した。クメール・ルージュはこれを「階級が消滅した完全な共産主義社会の建設」と称した。これにより推定170万人が犠牲になっています。これは1958年中国の毛沢東による「大躍進」(犠牲者2千万人)、1966年の「文化大革命」のカンボジア版の様です。こんな政権が長続きする訳もなく、僅かの間に崩壊します。この大量殺戮の罪を問うものとして、元クメールルージュ指導者達を裁く裁判(クメール・ルージュ裁判)が、国際連合をはじめとする国際社会の働きかけで設けられ、この7月3日やっと開廷となりました。この運営予算4300万ドル(約41億円)のうちの半分2160万ドルを日本が拠出しています。注目しましょう。
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